hanatabiのブログ

旅の思い出を記録する。

インド ラダック•ザンスカールの旅 18日目~19日目 最終回 病院、画家宅を訪問、最終日はのんびりと、さらばバトム

インド ラダック•ザンスカールの旅 2018年夏 十八日目(後半)~十九日目 最終回
2018年8月23日 木曜日
バドウム滞在


病院訪問
午後は病院に行く。車で四、五分も掛からない。
病院は二階建てで、一階には病室があり、開いた扉から点滴を受けている患者の姿が見えた。
二階に上がる途中、太いパイプのようなものが壁に設置されて、どうも暖房のようだ。標高3,600mの高地では冬場の寒さは厳しいだろう。バドウムでこのような暖房設備を見たのは初めてだ。
インタビューの対象は院長。
長袖シャツ姿の院長は笑みを浮かべて話をする。


画家宅
今日の最後はバドムウ町の画家の話しだ。
バドムウ町の外れに構えた邸宅は大きな庭と洒落た家屋。
広い応接間では正面にチベット仏教の仏画が大きく飾られている。画家自身の作品でもある。


丸い顔で太目の画家は30代後半(?)、現地の言語でゆっくりとした口調で話す。Mr.ノブは英語に通訳する。
インタビューの間に画家のお子さん二人は時々応接間に入り、騒いだりする。



インド ラダック•ザンスカールの旅 19日目
2018年8月24日 金曜日/バドウム滞在最終日


休息日
今日は取材に同行せず、バドムウ町でのんびりする。なぜなら、明日バドムウを離れるから。
二日間、取材に同行して一旅人としては決して訪れることのできない場所に行き、決して会うことのできない人々に会い、そして言葉は通じないとは言え、彼らの生活を垣間見ることができた。
私にとっては素晴らしい経験だった。


しかし、バドムウを離れる前に一人で最後の時間を噛み締めたい。朝、L氏から取材同行の誘いを断り、町にある韓国料理屋に直行。
ここでバナナチョコケーキや野菜ビビンバを食べたり、中国人グループのメンバーZ氏とおしゃべりして一日を過ごした。
夕方、カルギル行きの車を見つけ、予定通りに明日、カルギル、その翌日レーに戻ることとなった。
8日間、バドムウでの滞在はずっと記憶に残ることだろう。
毎日、新鮮で楽しくて充実して、満足感の高い8日だった。


今回の旅は一番のハードルは自分の体は高地に適応できるか。
レーに到着して二、三日は唇が紫色でちょっと歩くと息切れを感じたりしたけれど、その後、普通に行動する分には全く支障が無かった。
高山病を予防する薬はレーに入る前の日からのみ、半錠ずつで1日一回で4回服用だけだった。効果あり。


今回はラダック地方のみならず、ザンスカール地方まで足を伸ばすことができたのは来る前には自信も想像も出来なかった。
大変満足度の高い旅だった。
明日からレーに戻る500キロの未舗装の悪路が待っている。二日間でレーに戻る。それからレーで二、三日のんびりしてからフライトでデイリーに向かい、そこで四日間滞在して東京に戻る予定。
レー、アルチ村、バドムウ、これらの地名はずっとずっと心に響くことだろう。
ありがとう、出逢ったすべての人。