hanatabiのブログ

旅の思い出を記録する。

インド ラダック•ザンスカールの旅 2018年夏 7日目 桃源郷に見えるアルチ村、急遽ザンスガールに行く気になった、

2018年8月12日 日曜日/七日目

アルチ滞在

2:45 目覚め、眠れないから、いっそラダックに関するブログ(以前ブログからコピーしたもの)を読む。

なかなか興味深い。

1,820年代は中国清政府の配下にあったラダックは当時インド支配している英国の策略で、ある宗教の宗派がラダックに侵攻。ラダックから支援を要求するチベットにいる清政府の役員はこの支援の要請を断ってしまう。なぜならその時清政府はほかの地域騒乱に手を焼いて、ラダックを応援する余裕がなかったという。

1,840年代までラダックの抵抗が挫け、侵攻者支配に入る。

ただこれらの騒乱、のちの停戦、国境線などの協議にはあくまでもローカル支配者同士によるもので、中国政府はそれを理由としてラダックの国境線について未だにインド政府と揉めている。

ニュースでは時々耳にするが、こんな近くまで来たとは思いもよらない。

しかも、もしあの支援の要請に応じて中国清政府は派兵したら、このラダックの運命がどうなったことか?

歴史は面白い!



5:15

起床。

昨晩9時過ぎ床についたから途中小一時間起きたけど7時間ほど寝た計算。

頭痛が続く。

鼻もヒリヒリ。これ以上悪くならないことを祈る。


扉を開け、清々しい空気が流れ込む。

テラスで体操する。

ずっとこの景色を見てみたい。


清々しい早朝


コンパをお参りする。

村を散策してからゴンパに行く。中は閉まっているから、扉越しにお祈りをする。

そして村のマニ車を廻る。




9:00

昨日アルチ村のゴンパを見学したが、今日の予定はない。というよりは

銅器職人が住むチリン村を訪ねたいが、いまいち行き方が掴めない。

地球歩きにはレーの周辺にあるゴンパとかの情報が出ているけど、アルチ周辺のはラマユル以外は皆無。

まずはHotel Alchi Zimsk Hangでwifiを使い、情報収集する。

ホテルのロビで昨日会った男性スタッフにチリン村のことを聞いてみる。

スタッフの名前はMr Norboo。

彼の話しでは、チリン村行きは意外と遠い上、見どころもなくそれよりラマユルなど、アルチから観る価値あるところはいくらでもあるという。

行き方もレーより近く、つまりレーからラマユルに行くには110km、アルチだと55km、その半分。沿道にはいくつも観る価値のあるコンパが散在している。

Mr.Norbooは説明しながらメモ用紙にアルチ周辺にあるゴンパの地図を描いてくれる。


地図を見ると、確かにそのような道のり。

しかし、アルチからゴンパ廻りとはそのような発想は無かった。

ずっと悩んでいた日程に一縷の光が射し込んだ思い。

Norbooの話しではバスとかはゴンパまでには行かず、車をチャーターした方が良い。

Norboo氏は流暢かつ聞き取りやすい英語で見知らぬ私にじっくりと説明してくれる姿が私に安心と信頼感を与えて、彼の提案を受け入れることにした。ただし、安全運転の良い車と良い運転手であることに念を押す。

その場でMr.Norbooがチャーターする運転手に電話して明日出発とのこと、一つプランが決まった。


明日の日程:

明日9:00 運転手がホテルまで迎えに来て出発

行くゴンパはMr.Norbooの提案で下記の通り。私にはラマユル以外は初めて知ったゴンパばかり。

Mamgu Temple 15 km

Rigomg monantery 20 km (Rizong Gompa?)

Tegmosgeng Temple 35 km

Lamayuru momertey 55 km ラマユル ゴンパ



料金:5,000ルビ /1万円

往復150kmくらい。

車をチャーターするのは初めて。

ローカルバスでは考えられない高価だ。でもローカルバスを利用するには強靭な体力がいる。アルチまでバスで来たけど、きつい、何よりどこで何時、基本的な情報が不足でバスステーションもよくわからず違うところに降ろされ、炎天下で重いトランクを引っ張りあっちこっち回される。

ここまで来たにはいけるならあまり金のことばかり考えない。それに日本でチャーターするよりかなり安いし。

よし、明日楽しみだ。

しっかり体調を整えよう。


10:00

Alchi Kitchenにて日記をつける。

このレストランはこの地方では珍しくオーナーも従業員も全員若い女性。メニューにはこの地方の食材を使うものが多い。

店内はチベット風のソフアーにローテーブル。全体はゆったりとしてお洒落なカフェだ。

昼食には早いけど、明日の日程を決めたことで少々興奮冷めぬ気持ちを落ち着かせるため、ほとんど客のいない広いソフアーに腰を下ろす。

まず注文したのはレモンと蜂蜜のジンジャーテイ 60ルビ/120円

鼻詰まりで、風邪かなと心配していたけど、二杯を飲み、鼻が楽なった。


12:30

ランチ

Chhutagi-Veg (potatoes,zuccchni,carrots)200 ルビ/400円

チベット風のすいとん (チュタキ)

中にはかぶ、カリフラワー大根に大麦粉(裸大麦 ハダカムギ)で作った蝶々型でまるでイタリアのパスタ。

料理を作る三人娘の鼻歌に癒やされる。


グリンサラダ 110ルピ/220

地元のレストランのグリンサラダに比べると驚くほど量が少ないけど。可愛らしさお椀に盛られ、納得。