hanatabiのブログ

旅の思い出を記録する。

インドスピテイの旅 2019年夏 11日目~12日目

インドスピテイの旅 11日目~12日目



8/17/19 土曜日/カザ 11日目 /晴れ、暖かい


3:00

頭痛。

ずっと頭痛で眠れない。結構きつい。

高山病症状だ。

iPadに事前集めた高山病対処の記事を読む。

まず安静、大量に水を飲む。症状が出てからでもダイアモックスを飲むと良い。そして頭痛薬も。

ダイアモックスを半錠飲む。

バナナ一個食べてから頭痛薬二錠。


部屋は暖かい

幸い部屋は暖かいし、ベッドのマットレスも厚くで柔らかくて快適。


5:30


頭痛が少し治った。

横になれる。


wifi

ホテルにはwifiがあるが、全く繋がらない。

ユーチューブが観たい。


8:00

ホテルで朝食

豆腐味噌汁

持参したインスタンススープだけど、実に美味い。

玉ねぎ入りのオムレツ 40Rs

チャパティ 一枚

ミルクティー 一杯

計 70Rs 約120円

満足。スタッフは一所懸命にやってくれるのが伝わる。




10:00

マーケットを廻る

ホテルから歩いて二、三分のところにある。食料品、野菜、レストラン、カフェ、衣料品、ゲストハウス、なんでもありって感じ。

小さくて一回りして10分で十分。

バナナ4個 30Rs 60円

店主は計りもしないで値段をいう。ぼられるに決まってるけど、この値段ではごじゃごじゃ言わない。


ホテルのオーナー

朝食がそろそろ終わるところに昨日カルパの運転手に紹介されたこちらのホテルオーナー兼運転手がやってくる。

二つコースを提案した。

その1

カザ→カザ北西11キロにあるキーゴンパ →

キーゴンパより北、カザからそれともキーゴンパからの距離?18キロにあるキッバル Kibber →

キッバルから21キロ?それともカザからの距離?Chicham チッチエム村

三ヶ所を回り、1,800Rsの言い値で1,600Rsにしてもらう。

キーゴンパ標高3,700m、キッバル4,200m、チッチエム

かなり高所のため、慎重にやりたい。

明日様子見て決めよう。


その2

カザ→ カザから北15キロにあるLangza ラザン→ランザから コミック Komic →コミック→Hikkim ヒキム村

三ヶ所を回り2,500Rs

ラザン4,200m、コミック4,300m、ヒキム4,445m

三ヶ所とも4千メートルを超える場所で、キーゴンパなど回った後、様子を見て決めよう。

料金 言い値2,500


Nyingma House

マーケットを一回りして分かったのはこのホテルで良かったこと。

マーケットに近いけど、静かだし、部屋も良い。唯一欠点は旅人を惹きつけるお洒落な雰囲気がイマイチ足りないこと。

マーケットにもゲストハウスが何ヶ所あるけど、窓が狭かったり汚かったり、とても泊まる気になれない。


気温

温度計を忘れたから、今回の旅は温度が自己判断。

昨日カザに到着後、一番感じたのは暑いこと。一枚をぬきたい。

部屋の中も。つまりカルパより暖かい。標高はカザは600m高いにも関わらず。


Hotel Deyzor でランチ

フレッシュマンゴージュースと野菜ヌードルを食べた。

マンゴージュースは非常に美味しい。140rs

ヌードルはおそらくローカルの大麦麺で、野菜もたっぷり、スープはトマト味。流石にマーケットなどで出された味とは格別に美味しい。130Rs

でも290Rsを取られる。まあいいか。500円くらい。



このホテルに泊まりたかった。昨日カザに到着した時、まっすぐにここに来てみたが、満室。しかもこれからも一週間連続で部屋が空くことはない。

ガイドブックには人気のあるホテルで必ず予約すべきとのことだが、何しろ日程が流動的で、そこまではできなかった。

ホテルのレストランは木のテーブルと椅子、清潔にしかも洒落た雰囲気、流れるBGMもアメリカのジャズで気分が良い。

今日も聞いてみたが、空き部屋が一室でしかも二泊のみ。昨日と変わらない。

諦めるしかない。

しかしなあ、そこに泊まったらカザの印象はガラリと変わるだろう。

因みにこのホテルはマーケットから歩いて四、五分、遠くない。昨日は車で大通りを通ったから随分と遠く感じた。

とりあえずカザの食事は一つ確保。


15:30

体調は安定。頭痛が治まっている。

去年、デリーからいきなり三千メートルのレーに行ったけど、これほど頭痛した覚えがない。昨日は到着してからホテルを探したりしてちょっとハードだったかも。

明日もう一日休もうか。4千メートルを超える場所を訪ねていくにはまだ不安。


退屈

今日はこれで食事も終わり、夜は食べない。

マーケットをHotel Deyzor から戻る時、もう一度ぶらぶらしたけど、目ぼしいものが見つからない。

古いものが観たいけど、二つ店があるけど、ほとんどコピーでしかも雑に作っていて面白みが欠ける。

やはりレーは面白いかも。しかもデリーから飛行機で行けるから楽だ。


18:40

Festival を観てきた。ホテルのすぐ近くにある広場でやっていた。

Tribal Youth Festival という。

次々と若者の踊りが披露されていく。

服装も踊りもこの地方の色が濃くてなかなか見応えがある。

踊りは穏やかで素朴でテンポがゆったりとしていて、観ていて微笑んでしまう。

三千メートルの高地で、地元のお祭りを鑑賞できラッキー。



8/18/19 日曜日カザ 12日目 /雨、涼しい


6:20

よく眠れた。頭痛も無く。ベッドも暖かい。

一晩中降っていた。それほど激しくないけど、空一面曇りに覆われている。

体調的にはもうゴンパ巡りができるけど。


8:00

雨が雷に伴い激しくなる。こんな所の雷は自然の威力を感じてしまう。

水を飲み、バナナ一個を食べ、ダイアモックス半錠を服む。

お腹が空かない。

この地方はラダックと同じ、乾燥して一年雨量は何ミリしかないと思ったけど、今回は相当の雨量だ、


道路封鎖

雨により落石、崖崩れなどは十分考えられる。

幸い時間的に余裕がある。

しかし、この厚い雲ではすぐには止まないかな。

横になって窓から空を眺める。


停電

朝起きてから停電。

街全体か。このホテルは断続的に停電があったけど、夜はちゃんと電気があり、湯沸かしなどは確保できた。

昨晩、iPad、携帯に充電して良かった。

再びベッドに潜る。


9:50

起床。

朝食

しじみ味噌汁(持参)、オニオンオムレツ40Rs、約80円、チャパティ一枚10Rs、約20Rs、ミルクティー 25Rs、約50Rs、計:75Rs、約150円。


ローカル産物を探す

ホテルのオーナーにローカル産物の情報を聞いてみた。例えば、蜂蜜、アンデイークものとか。

食事の後、オーナーから紹介された女の子Nawang Dolma が案内してくれることに。

マーケットには地元物産店二つに行ってみたが、閉まってる。日曜日だから休みかも。アンデイークショップは昨日も覗いてみたところ。ヤクウールのショールを見つけた。ミルク色で大判で手織り、丁寧に編み込んでいる。欲しいかも。家には似たようなものがあるけど、やはりこのような手作りものが好きだ。


Nawangちゃん

美しい20才女の子。シムラの学校でヒンディー教?を勉強してる。夏休みで故郷カザに戻ってきた。

道が悪いと手をひいて案内してくれる。なんと優しいこと。

25日シムラにバスで戻るという。彼女と一緒シムラに戻りたいなあ。


韓国旅人

マーケットで二人連れの女韓国旅人と出会う。

一人か?

そう。

どこから?

日本。

そちらは?

韓国。

二人は四人グループで昨日車をチャーターしてカザに。

どこからを聞くのが忘れた。

近くのゲストハウスに泊まっている。

ちょうどホテルデザートに行く途中、そこで別れた。

彼らもキーゴンパを巡るらしい。



13:40

Hotel Deyzor でランチ。

フレッシュマンゴージュース 140Rs、チッキンモモ(鶏肉餃子)210Rs?グリンピーススープ 120Rs、計:470Rs、800円高っ。しかも出した500Rsのお釣り30Rsをなかなかくれない。

あの白人女性が会計係のようで、彼女は外でのんびりしている。

ほかのスタッフはお釣りを返すことができないようだ。



モモが皮が薄く、餡も上品な味、10個だ。もうお腹いっぱい。マンゴージュース、グリンピーススープでいっぱい。モモは3個しか食べれない。




Nyingma Houseが好き

決して飾らない。地元のタクシー運転手かなんかがたむろっている。その顔も避難民か、強盗犯か、テロリストと間違われるほどの顔だが、何かを尋ねると、みんな真剣に聞いて、中に英語の分かる人が答える。そしてみんなが色々意見を言う。

アットホームだ。ゲストは私一人だけか?隣の部屋にルームサービスを届けたのを一度見たけど、客の姿は全く見ない。


14:56

明るくなってきた。太陽が顔を見せてきた。

明日ゴンパ巡りができそうかな。


信仰

ランチ後、ホテルに戻り、周りがいい香りがしている。よく見ると門に面する通りに男の人が鉄製の香炉に松の葉を焚いている。チベット族がこう言うやり方でお経をすると聞いたことがある。周りに四、五人の女性もその側にいて賑やかにお喋りする。井戸端会議かと思ったら、彼らは急に通りに向かってお辞儀をする。お坊さんが来るという。一台車が通り過ぎていく。中には赤色の服の僧侶の姿がいた。人々は白いハタを両手で広げている。

そうかお香はその為か。しかし僧侶が車から降りることなく微笑んで手を振っていただけだった。一瞬の出来事だった。

信仰は日常生活の一部だね。


19:05

顔を洗い、足湯をし、体を熱いタオルで拭き、下着を洗い、漸くベッドに入る。

だがまだ7時。寝るには早い。しかも隣の広場では昨日のお祭りが続き、カラオケ大会か、声いっぱいに叫んでるのが響く。眠れやしない。

電気は夕方一旦来たが、今また停電。幸いお湯を沸かしていたし、iPadの充電も少しできて良かった!

インドスピテイの旅 2019年夏 15日目~16日目

インドスピテイの旅 2019年夏 15日目~16日目


8/21/19 水曜日/カザ/15日目/晴れ/暖かい

6:50 起床

よく眠れた。

色々夢を見た。内容は覚えてないけど、なんだか楽しいもの。

目が覚めたとき、唇が緩んでいた。


8:30

朝食

卵入りメギ(ラーメン)

本当は野菜と卵両方頼んだけど、持ってきたのは卵入りのみ。仕方ない。


持参した味噌汁完食

今日も味噌汁、しじみの味噌汁。残り最後の一個はマネージャーのラビさんにあげた。

彼も大事そうにまずしじみの味噌汁のパックを写真に収め、それからお湯に入れる。

ニコニコして飲んだ。きっと口には合わないだろうけど、珍しいかも。

持ってきた10食程の味噌汁はこれで完食。カザでは毎日飲んだ。ホテルは優しく毎回お湯をくれてとてもありがたかった。

残り缶詰一個、キャラメル一箱。

持参した食べ物はとても役に立った。




ラビ Raviと写真を撮る

これからのスケジュールをひと通り練ってから、部屋を出てホテルの入り口の椅子に座り日向ぼっこする。足がすぐ焼けるほど暖かく、今度は背向けにして背中に日光浴する。全身の血液が循環し、気持ちが良い。

マネージャーラビが車を修理する運転手と雑談している。

一緒に写真を撮らないかと誘ってみる。

彼は白い歯を見せて周りの人に撮らせる。

その後、私は周りにいるもう二人を声をかけて、写真を撮ってあげる。

ラビは自分のフエースブックアドレスを渡し、連絡してほしいと言う。

彼はカザからかなり離れた村の出身、妻や家族を離れ出稼ぎに来ているらしい。

見せてくれた幼少時から現在に至るまでの写真を見るとほどほど裕福なかつ暖かい家庭生まれのようだ。



14:30

Hotel Deyzor でラストランチ

今日はりんごジュース、マンゴージュースが売れ切り。

食事はThenduk Needle 今日は野菜入りを頼んだ。すいとんのようなもの。今日は味を薄くしてとリクエストするのを忘れたので、味はすごく濃かった。スープはこれでは飲めなかった。

それでも野菜たっぷり入って美味しかった。

これでカザでの食事も終わりかな。


15:58

中間総括

東京→デリー→シムラ→サラハン→レコンピオ→カルパ→カザ

長い長い道のり、そしてデリー→シムラのフライトが欠航により、旅の大変さが格段に高くなった。

それでもほぼ計画通りカザにたどり着き、そしてゴンパ巡りもでき、これで前半はよくできたと満足している。

出逢った大半の人々の優しさに支えられて、有り難く思う。

後半も新しい場所もあり、無理なく臨機応変でやろう。

もう四時だ。そろそろホテルに戻ろう。

そう、高地に慣れたかというか、カザではゆっくり歩くには問題ないけど、少し坂道でもすぐ息切れだ。


古い鈴

帰り道にマーケットのお店でポストカードを買う。ホテルにもあるが、違うタイプのものが欲しいから。

古そうな建物には女性用の衣類、スカーフ、ネックレス、ブレスレットと所狭しに積んである。

ダメでも元々と古いものがあるかと聞いてみた。

案の定、ないと言う返事。

壁に沢山のブレスレットなどがかけてある中、銅製の鈴があった。少し大きめで柄模様が刻まれている。なかなか味がある。

彼女の主人の祖父の代から伝わってきたものと言う。

堅牢にかつ美麗さが備わっている。手元に置きたい!

古いものならあそこの店にはあるよと、彼女は丘の上にある土産屋さんを勧める。

昨日、アンテイークショップの店主も同じことを言った。実は先程僧院をお参りした後、行ってみようと思ったが、道が分からず、しかも土埃で退散。

欲しいなら1,000Rsはどう?

彼女は先に聞いてきた。

1,000Rsっていくらだっけ?

急に言われて頭が混乱。

そう15ドルほど。

ならもらおうか。

800Rsはどう?

9は?

ok!

1,000Rsを中のケースから取り出して、100Rsお釣りを貰う。しかも一枚ポストカードをただでくれるって。

なかなか気持ちの良い方だね。

最後は一緒に写真を撮ってバイバイ。



こんなこともあるね。カザのお土産はすっかり諦めていたところ、転がってきたプレゼント!

私の努力へのご褒美か!嬉しい😃

早速リュックにつける。



ポストカード

ホテルでポストカード8枚を購入。計160Rs 300円ほど。

友人に差し上げる。話ではなかなか伝わらないが、絵はその力がある。


19:25

電気も水も切れる。

こんなことは初めて。

いつも電気は遅く来るが、水が出る。ヘットライトで歯を磨き、顔を洗い、電気と関係なく寝る前の支度ができる。

だが、もう暗くなっていると言うのに。なんだろう、一階には電気もあり、おそらく食堂では水がちゃんと出るだろう。意図的に二階の水を切っているのか?


白人グループ

先程二台の車を分乗してやってきた客、5、6男女の白人、結構な年もいれば若そうな人もいる。このホテルにも白人客が入るか、少々驚き。ここ四、五日客らしき姿が見えず、商売が大丈夫かって人ごとながら心配していた。

ほっとするよ。みんながうまくいくと良い。


私の運転手

昨日カルパの運転手に電話して、今日こちらに来ることになってる。なのにもう8時前だけど、まだ到着してない。

本当は行き帰りで大変だろうと、先日彼は迎えに来ると言ってた時、確かめた。しかしい、彼は強く望み、疲れないから心配を要らない。ぜひ迎えに来ると主張した。

こちらのホテルのオーナーも実はカルパまで届けるから、カルパの運転手を断ると言っていたが、約束したことだし、やはり守らないと。なのに。早めに来て、明日に備えないといけないのに。

嗚呼!

19:58

私の運転手が部屋まで来てくれた。到着したばかりで変わらぬ笑顔。明日7時出発。

ほっとした。彼も無事で到着したことに。

さあさあ、電気も水も来ないよ。

わかった、断水のこと。

マネージャーラビに水がなく顔も洗えず歯も磨けないと訴えたら、よしよし出すよ。

部屋に戻りしばらくしたら水が出た。お湯が出ない。

彼は操作している。今入った白人客を優先的しているかも。いずれにせよ初めてのこと。冷たい水で顔を洗い、歯を磨いた。

やれやれ明日出て良かった。毎日では堪らない。それにしてもこのホテルは客を受け入れる体制はできてないなあ、ハードレベルも。スタッフは優しいけど。


8/22/19 木曜日/晴れ/16日目/カザ→カルパ 198キロ

カザ→タボ→ナコ→レコンピオ→カルパ


熱いお茶

七時出発から朝食なし。せめて暖かいものが飲みたい。しかしスタッフは起きていないだろうし、味噌汁も昨日で完食。七時前、全て準備万端、出かけようと扉を開けると、なんとラビさんはお茶を持ってこっちに向かってるじゃないか。

有り難いね。

彼はお茶を私に渡し、トランクを持って出て行った。

しみるなあ。これぞオモテナシ!


ダンカルゴンパ

運転手マヘンタルさんだいぶ前に起きて車を確認したりしていた。ほぼ時刻通りに出発してまず向かうのはダンカルゴンパ。

カザから30キロのところに山道さらに7キロ。山道の入り口に着いたけど、彼は車を停めて、山から来る人に道の状況を聞きたいという。

先日この地方で降った大雨で至るところで土砂崩れ、落石が見られ、彼はそれを心配しているだろう。

しばらく待っていても山から人が降りてこない。彼は決心して行こうと。

途中、ところどころに落石や土砂崩れがあったけど、なんとか先に進める。何キロ走ったろうか、5、6キロか。ついに大きな土砂崩れの前では彼は車を停めた。

素人の私の目から見ても、車はこのでかい砕けた石の塊の上に乗っかったらバランスを崩しひっくり返すのではと思うほど。

彼は先を見てくると歩き出す。あっという間に姿が見えなくなる。私も車から降りて彼の後を追う。自分の目で確かめたい。

しばらく歩いてみて、そうだ、残りは歩いて行こうと言う考えが頭をよぎった。

そう、歩きたい。ランザでトレッキングをしてみたいと似た感じ。

戻ってきた彼はもっと先に大きな土砂崩れがあり、それは無理だという。

なら歩こうか。

大丈夫?遠いだよ。

ダメなら戻れば良い。

道そのものは舗装されて、緩やかな上りや下りがあるけど、歩きやすい。

大自然の中、聞こえるのは風の音のみ。

ステックは大活躍。

マヘンタルさんはずっとそばに付き添ってくれる。

しかもゆっくりで、休もうかなど声をかけてくれる。

私は思いもよらないことでトレッキングができた気分で本当はウキウキ。


山頂に着いた。ゴンパはまた降りていかなければならない。マヘンタルさんは山頂までのつもりらしいけど、ここまで来たにはゴンパを見学しなかったらきっと心残りだろう。しかも体はもう少し動けそう。

近道で降りることにした。時々マヘンタルさんの手を借りて、ついにゴンパ到着。

山尾根にあるゴンパは10世紀か11世紀にできたらしい。天井が低く、周りには壁画、タンカが沢山残っている。千年の香りだ。



ゴンパの中は写真禁止だけど、せめて扉だけでもとお願いして撮らせてもらった。

大満足!



マヘンタルさんも興奮してsuccessful と叫んだ。

二人で記念写真を。


車の停車位置に戻る時、すでに11:40。山道の入り口から往復で四時間近くだった。

これもマヘンタルさんのおかげ。

彼はダンカルを案内と前から言ってくれたけど、これほど苦労して、しかも時間もかかるとは、彼はいや顔一つもせず私を労わり、支えてくれたから、ダンカルを見学ができた。

感謝!


ぼられる街道

その1

ダンカルを見学後、近くの店でお茶とモモを食べた。遅い朝食。

モモはキャベツ、人参など入って味は今までないあっさりと美味しく申し分ないが、請求額は何と300Rs、二人にして600円くらいで、高くないと思われるが、ここはインド、モモは大体80Rs、お茶は20Rs、200Rs前後は相場で300Rsは運転手もびっくりして値段を確認したほど。

その2

ナコについて、もう午後3時前。喉がガラガラでスーッとするようなもの、冷たいのもが欲しくて、冷蔵庫にあるガラス瓶のアップルジュースとミネラルウォーター中瓶一つずつ買った。値段を聞いてまたしもびっくり!120Rs。

水はどこでも20Rs、ジュースは小さいものだと20Rs、まあ750cc入りサイズとはいえ、これはお高い!

マヘンタルさんも納得せず後でレストランの人に値段を聞いたみたい。


この二件に関しては私は何も言わなかった。もうこれ以上気力がない


家に泊まって!

日が薄っすらと暮れて、ようやくレコンピオに近づいて来た。路上で待っていたマヘンタルさんの奥さんが乗ってきた。三十代前半でうす黒い肌、アヒル卵型の顔、笑顔の美しい美人。

マヘンタルさんから彼の家に泊まっても良いという誘いを受けたが、地元の人のうちを見てみたい好奇心があるけど、気力がない。疲れ果てて一人でのんびりしたい一心だ。丁重にお誘いを断る。

彼ら夫婦は私をカルピのゲストハウスに連れてくれる。

嗚呼、長い長いかつ充実した一日だった!

インドスピテイの旅 2019年夏 17日目~19日目

インド スピテイの旅 17日目~19日目


8/23/19 金曜日/晴れ17日目/カルパ 滞在

7:20 起床

夜中2:30 目覚め

5:30 もう一度目覚め

6:30 目覚め

昨晩、10時前にベッドに入る。

標高2,770m、鼻が楽。昨日13時間の大移動でクダクダだが、頭痛なし。


104号室

チニバンカロウゲストハウスの104号室は隣の105号室に比べると、浴室が違う。ここの浴室はどこか水が漏れて、地面に水でびしょ濡れ。

オーナーの男は昨日から顔を見せていない。初老の男が部屋を開けてくれた。

今朝も何度か声をかけて見たけど、返事がない。本当は掃除もしくは修理してほしい。

でもテラス席で日向ぼっこはやはり気持ち良い。

それに朝からどこからお香の香りが辺りに漂い、大好きだ。


朝食

9:30 ようやく、顔を洗い、化粧し、出かけの支度ができた。

例のホテルThe White Castle でマサラテイーとサンドイッチを食べた。サンドイッチはキュウリ、トマト、チーズいりで、外側のパンはほかほか意外と美味しかった。

マサラテイー30Rs、サンドイッチ70Rs、計100Rs、約180円。


wifi通じた

どうせ繋がらないと諦め半分でメールをチェックしてみたら、なんとスイスイと新しいメールが入ってくるのではないか。シムラまでwifiを諦めたが、嬉しいね。


隣人

三人インド人若者。朝からテラスで日向ぼっこ。目が合うと、人懐こい笑顔でhelloと挨拶。

寝るときは一人のようだけど、いつも三人が隣室にたむろっている。

内心はチエックアウトしてほしい。なら私はその部屋に移る。浴室の漏水はたまらない。

でも、彼らがいて助かることも。

明日シムラ行きの車はまだ決まってない。ゲストハウスオーナーに仲介役を頼みたいが。彼がいない。こちらには電話がないから運転手に連絡が取れない。そこで隣人の若者に事情を説明し、レコンピオにいる運転手に電話したいから電話を貸してほしいと頼んでみたら、of courseって感じ、貸してくれた。

おかげて、運転手マヘンタルさんと連絡が取れ、シムラ行きを7,000Rsで彼に頼むことにした。ホットする。


12:40 かわいい隣人三人は出て行った。これからバスでシムラに行くって。どんなバスかね、この時間だと、シムラ着は夜中だろう。タフだね。羨ましいよ、若さってもの。


カルパからシムラまで車チャージ

まずカルパからカザまで往復でお願いした運転手Mahindra Negi マヘンタル さんに料金を確かめる。もう慣れているし、何より彼は実に優しい。昨日カルパ行き途中でダンカルゴンパに寄り、その半ばで崖崩れが車が立ち往生、そこから徒歩でゴンパまで往復で3時間、標高3,800mの高地ではのそのそと歩く私を優しく付き添い、荷物を持ってくれて、本当はありがたかったこと。

だからできることなら、彼に頼みたい。幾分でも助けになりたい。私の料金は地元の料金よりは高いはず。ただし、相場をあまりにも離れるほどぼられるのも好きではないだから、計算してみる。私直接シムラからレコンピオまで来たわけではないけど、シムラからサラハン4,300Rs、サラハンからレコンピオは3,000Rs、計7,300、直線なら6,000Rsは妥当だろう。カルパを入れて6,500Rsなら理想。

彼は提示したのは昨日と同じ8,000Rs。最終的に7,000で合意。

よし、これでシムラ行きは決まり。

翌朝8:00 。

後彼から電話で7:00 出発したいと言う。承諾。

今回は移動が多く、車の手配はとても神経を使うもの。それでも今まで順調にここまで来た。みんな優しかった!


ランチ

またThe White Castle に来た。ラーメンを食べた。と言っても量はまるでスープのみ。黒胡椒の強い味で、とにかく塩を少なめにと頼んだら味のないものが来た。まあ塩辛いよりはマシ。塩少し入れて食べる。

それにしてもこの量ではお腹がいっぱいにならない。ほか頼みたいが面倒、缶詰一つ残っているから、部屋に戻って食べよう。


花種

庭にいろいろな花が咲いている。黄色い花が咲き終わり、種が沢山なってる。いくつか取って田舎の庭にでも撒こうかな。


この景色とお別れ

もう5時過ぎと言うのに、テラスからの風景が刻々と変化し、雪山も時時顔を見せている。お別れしようとするのか、そう、写真に収めよう、この風景を。

この風景だけでもこのゲストハウスは価値あり。


部屋替え

105号室のゲストがチエックアウトしたから、許可を得て掃除済みの105号室に移してきた。浴室はやはり水溜まりがなく綺麗だ。


鼻水

出ている。今日の午後から。水のような白いものだ。風邪の前兆か。まああれだけ過酷なスケジュールだもの。よくここまで持ったもの。

覚悟だけど、シムラまで持ちたい。


18:48

ゲストハウスのオーナーはとうとう顔を見せなかった。先程二階に声をかけて見たら昨日のおじいちゃんが出てきて、明朝7:00チエックアウトすると伝えたい。彼は手のひらに数字7と書いた。理解できたようだ。

そしてドライバーに電話したかって聞いた。


19:30

ルルアッタクFX二錠を服む。間違いなく風邪だ。早めに対処しよう。

今、今日と昨日の日記をつけている。眠くなったら寝る。顔はもう洗った。


8/24/19 土曜日/ 18日目/晴れ、雨/カルパ→シムラ 225キロ


こんなことってある?

朝出発前におじいちゃんがやってきた。二泊の代金1,600Rsを手渡した。じいちゃんは500Rs札3枚と100Rs一枚を手にしてながめている。前回、若オーナーと交渉した末、900Rsのところを800Rsにしてもらった。つまり二泊は1,600Rs。

しかし、今回は若オーナーはとうとう姿を見せることがなかったから、800Rs一泊のことは伝わっているか実はずっと心配していた。

案の定、じいちゃんはokとは発してない。

私も黙って事態を見守るしか出来ない。

その時、じいちゃんは3枚の500Rs札から一枚を私に渡した!

これでOKだ。

じいちゃんはぶつぶつとこんな感じのことを言いているか。

本当にこれで良いのか?

私は念押ししたが、

よしよし!

じいちゃんはもう部屋を出てしまった。

面白いね、渡されたお金を返すなんて、じいちゃんはすごいだ!

外国人の私を騙したりぼったっりしないんだ。

じいちゃんはりんご木ある畑まで私の車を便乗してた。

別れ際に、また泊まりに来てくださいねって。

いいとも!

もしカルパにまた来ることがあったら、かならずじいちゃんのあの素敵な部屋に泊まるとも!


7:00 出発

沿道風景はもう珍しくなく、気持ちはとにかくシムラに早く着きたいのみ。

177キロ

124キロ

94キロ

55キロ

14キロ

ずっと道路の標識を数えていた。

シムラの手前でホテルクラシックに電話してもらい、部屋を確保。


14:40

シムラ歩行者天国の入り口に着いた!そのすぐ先にホテルクラシックだ。マヘンタルさんは車から離れられないため、そこでお別れ。

車代金7,000Rs

チップ200Rs

女性用パック二袋。

ありがとう!

お陰で無事にシムラに戻ってきた!


14:49 シムラのホテルに到着

16:00 遅いランチ

ホテル近くのインド料理レストランでチーズサンドイッチ70Rs、コーヒー35Rs、ミネラルウォーター30Rs、インドスープ35Rs、

一言でいうと不味い!

でもこれ以上動けない。あるだけでも有難い。


8/25/19 日曜日/19日目/霧、スコール/暖かい シムラ滞在


8:00

昨日と同じ近くのレストランで朝食。

フレンチトスト コーヒー。不味い!110Rs


9:00

ソーラン行きのチケットを購入

世界遺産にもなっているシムラからカルカまでの鉄道でソーランという駅で途中下車。そのチケットを買うため駅に行く。ホテルから1キロくらいで、思ったほど遠くなかった。

窓口で予約しようとしたら、細かい項目がびっしり書かれている申し込み用紙が渡された。

氏名、性別、年齢、日本の住所、列車番号、乗車日付け8/27、時刻10:40、など、最後はサイン。

料金は295Rs、約600円。50キロの道のりが三時間で走る。

一等車、席は窓口側。

トンネルばかりらしく、しかも遅い、まあせっかくだから乗ってみることに。どんな風景が見られるか楽しみ。


10:00

スパ

前に泊まったホテルでエステを受けた。本当はヘットスパを受けたいけど、つまり髪の毛を洗いたいが、マッサージだけで、髪の毛を洗うことはできない。

エステはまず顔をクレジング、その後さらに擦る。それからオイルでマッサージ、パックって終わり。

手順としては日本とさほど変わらない。違いは使っている化粧品とエスシャンの腕。化粧品は香料の匂いが強い。エスシャンの手は肌を擦る感じ。

インド独自のエステを期待していたけど、むしろヨーロッパの手法を真似るもの。

料金は1,000Rs、1,600円程か。経験としては面白いし、顔から頭までほぐされてやはり気持ちよかった!

ちなみにもしカードで支払うなら別途18%手数料がかかる。高い!

結局カードが使えず、現金払い。


12:00 ランチ

お腹が空いた。同じホテルの5階にあるレストランでランチを食べる。

ダル(豆のカレー)270Rs、チャパティ2枚×30Rs、ストロベリーアイスクリーム150Rs、計509Rs。約900円。美味しかった!


洗髪

歩行者天国の通りをぶらぶらしてると、美容院らしき店を見つけた。門構えが小さく、窓には美しい女性のポスターが貼られている。一見どんな商売なのか、わからない。入り口のカウンターで聞いてみたら美容サロンという。

通された奥の狭い部屋には三人の美容師が一人の若い女性の髪をストレート風にかけている。そのほか二人若い女性待ち。私の担当は朱色シャツの年配の男性。年は結構するかもしれないけど、シャッキとして、職人気質を持つ。

壁に二つ洗髪用のシャワーが設置されている。

頭を前にするか、それとも仰向けにするか。あまり考えずに後者にした。

3週間ぶりの洗髪で暖かいお湯が頭全体に流れ、気持ちよかった。

洗髪後、今度はドライヤーで乾かす。いやセットだ、しかも丹念に。

流石に職人だ、手抜きが出来ない。

料金は150Rs、約300円。

カウンターの男性は私から受け取った150Rsのうち、50Rsを男性に手渡した。彼の歩合分か、こちらも20Rsを彼に手渡す。

面白いなあ。